​長編を二作品収録。

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落合未知「蝶人」

概要:

　足は歩くためにある。

　翅は飛ぶためにある。

　故に青年は飛ばなければならない。

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笛野メノ「彼方の記憶を追いし日に」

概要:

　革新的な発明により、人の記憶をコピーしてインストールすることができるようになった世界。今や記憶はお金で売買される対象になっていた。

​　貧乏画家・松島雄吾は絵の才能がなく、自身の記憶を売ることでなんとか生計を立てていた。そんな折、記憶を売ったことがきっかけとなって、雄吾は突然抗争に巻き込まれる。それは記憶研究と倫理との衝突だった──

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表紙イラスト:遠藤風太郎

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​※本冊子は第三十三回文学フリマ東京にて頒布いたします。